チェコ・デザインの世界を探訪しよう！

ひとつのテーマから、世界の文化を探っていくシリーズ第三弾。今回のテーマはチェコのデザイン。

ナビゲーターは、チェコ蔵主宰のペトル・ホリー氏。
イベント前半ではチェコ人建築家アントニン・レーモンド設計のカトリック豊島教会を見学。そのあとSnark Liquidworksへ移動し、雑貨、映画、アニメーション、ブック・デザイン、建築など、チェコのデザインの魅力をたっぷり紹介していただきました！

【イベント概要】
日時：2021年2月27日(土曜)10時30分から12時

スケジュール：

10時15分～10時30分 カトリック豊島教会集合・受付、10時30分 カトリック豊島教会見学、10時55分 Snark Liquidworksへ移動、11時 講義(会場：Snark Liquidworks）、12時 終了

場所：カトリック豊島教会、Snark Liquidworks　

対象：中学生以上

定員：10名

参加費：1,500円

【ナビゲーター：ペトル ホリー (チェコ蔵主宰) 】

1972年プラハ郊外のドブジーシュ市生まれ。1990年プラハ・カレル大学哲学部日本学科に入学し、語学短期留学で初来日。93～94年早稲田大学、98年～2000年東京学芸大学大学院、その後、早稲田大学大学院文学研究科にて歌舞伎を研究し、04～06年同大学第一文学部助手、06年同大学大学院博士課程を単位取得退学。06年に、チェコ大使館内チェコセンター東京を新たに開設、外交官となる。同時にチェコセンター東京初代所長に就任。ヤン・シュヴァンクマイエル監督、ヴィェラ・ヒチロヴァー監督などの映画字幕作成・字幕監修や関連書籍翻訳・執筆、また作家カレル･チャペックの日本語翻訳監修をはじめ、チェコ文化を広く日本に紹介。13年にチェコセンター所長を満期退任。現在、歌舞伎を研究しながら、未だ知られざるチェコ文化・芸術の紹介と普及を目的にした「チェコ蔵」を主宰。チェコ文化関連の講演会・講師など数多くこなし、公的な通訳・翻訳業にも携わる。早稲田大学演劇博物館招聘研究員、実践女子大学短期大学部、埼玉大学教育学部ほか兼任講師。テレビやラジオにも出演。チェコ語への翻訳に永井荷風『夢の女』、田中貢太郎『日本の怪談』（選）など。チェコ蔵ホームページ http://chekogura.com

【イベント内容詳細】

チェコ共和国は日本から地図上で９０００キロも離れていますが、実は様々な分野において、両国の越境的ともいえる良好な協力体制が見受けられます。既に明治時代から日本で活躍したチェコ（当時オーストリア・ハンガリー帝国の一部）出身の建築家がおり、貿易なども行われていました。これらの人々は大変な文化人でもあり、1918年にチェコスロヴァキアが新国として誕生すると、日本でも話題になりました。また、生まれたばかりの同国家において、建築、デザイン、写真、映画、美術、後にアニメーション各分野の新進気鋭の作家が次々とものすごい勢いで登場し、世界を魅了しました。

今回のイベントでは、雑貨、映画、アニメーション、ブック・デザイン、建築など、いわゆる「チェコのデザイン」をテーマのベースとし、チェコ人建築家アントニン・レーモンド設計のカトリック豊島教会など、豊島区に残る建築についても紹介します。 （ナビゲーター記）

講義会場となる「Snark Liquidworks」は、クラフトビール工場です。当日ご希望の方はそこで造られたチェコスタイルのビールをご購入いただけます（持ち帰り可）。Snark Liquidworksホームページ https://snarkliquidworks.com

▶Youtube
https://youtu.be/0Zvy0RFkPdo?si=Kfab7ouXdHszdgkH(としまテレビ 2021年4月18日放送)
▶としま未来文化財団HP
https://www.toshima-mirai.or.jp/tabid216.html?pdid1=2403

CHECK!! カトリック豊島教会の聖堂
カトリック豊島教会は、豊島区長崎に1949年に設立された教会です。
聖堂は、チェコ人建築家アントニン・レーモンドの設計により1956年に建てられました。
レーモンドはフランク・ロイド・ライトの弟子として来日し、日本国内に多くの名建築を残しました。
豊島教会の建築の特徴は、コンクリート打ち放し、折れ板壁構造で、光を採り入れるステンドグラス、
広い曲線を描く庇などがうまく調和しています。
聖堂のベンチ、建具、ドアノブ等は、ノエミ・レーモンドによるデザインです。
出典：https://www.catholic-toshima.com/_files/ugd/d868d0_2075b208f9104b65ba17a8c7d348b8f9.pdf